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クラゲのしゃぶしゃぶ、クラゲの握りずし、クラゲの粕(かす)漬け、クラゲヨーグルト、ナタデココ風クラゲココ……。

 エチゼンクラゲを使った珍メニューが計10品、次々テーブルに並んだ。山形県鶴岡市の加茂水族館で行われた「クラゲを食べる会」でのこと。

 「いや、反応も上々でしたよ。クラゲ自体は無味ですから味付けでバリエーションが楽しめるし、食感も塩抜きの加減で調整がききますから」。会を準備した職員の奥泉和也さんも鼻高々の様子。

 東シナ海が本来の生息域であるエチゼンクラゲ、とかく海の嫌われ者だ。重さ200キロ、傘の直径2メートル級のものもあり、定置網に入ると漁は台無し。今シーズンも日本海側や三陸沿岸に大量漂着、外房でも2年連続で姿が確認された。

 だがこの巨大生物、実は全身コラーゲンの塊。しかもカロリーがゼロに近いため、元福井県栽培漁業センター所長で『クラゲ博士』の異名を取る安田徹さんも「美容食品としてはうってつけでしょう」と太鼓判を押すほどなのだ。

 コラーゲンはたんぱく質の一種で、人の骨や軟骨の主成分。不足すると肌荒れや抜け毛、動脈硬化を招くなど老化の原因になる。コラーゲン配合をうたう化粧品や健康食品、即席ラーメンまで登場しているのはご承知の通り。

 ならばあえて嫌われ者を水族館オリジナルのコラーゲン料理としてアピールできないか。「食べる会」の狙いはそこだった。

 「クラゲをしゃぶしゃぶや寿司(すし)になんて、暗い話題ばかりの今の世を健康的に笑い飛ばす、実に格好の会じゃないですか」とは、館長の村上龍男さん。来月にはクラゲアイスクリームが満を持して商品化される。(宇佐美 伸)

2004年2月9日  読売新聞)

栄養成分
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