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 「医師の世界でも、今後は市場ニーズをつかむ経営センスも必要」と語る。

 この医師は「聖心美容外科」(東京・六本木)全国7院の統括院長、鎌倉達郎さん=写真=で、美容医療に携わった経験と技術を生かし、新たな業態を開拓した。昨年末に静岡・熱海の「ホテル湯治館 そよ風 別館」内にオープンした「メディカルスパ ブレッツァ セイシン」では、温泉を楽しんだ後、医学的効果が実証されている美容施術を受けることができる。また、より効果を求める人のために、美容クリニックを隣接している。

 温泉効果で体内の余剰物質を排出し、医学的効果が実証されている機器を使って、より効果を上げるメニューなど、医師の監修による独自メニューをそろえ、天然温泉のほか岩盤浴によるデトックス(解毒)効果を組み合わせる。

 日本では一般に、美容医療の施術を受けることに抵抗を持つ人が多いため、鎌倉さんは「温泉を楽しむ感覚でリラックスして、医学的根拠のある美容施術を受けることができる業態」の開発を目指してきた。

 最初の店舗となった熱海は国内有数の温泉保養地であるとともに、首都圏からのアクセスに恵まれており、美容や健康に関心を持つ女性の集客を見込んでいる。将来的には、美容と健康や老化防止に関係する多様な医療・施術を行い、順次、店舗数も増やしていく考えだ。

 鎌倉さんは1989年に医師免許を取得し6年間、外科医として勤務した後、美容外科医に転じた。外科医時代も手術などを通じてやりがいを感じていたが、より自分の技術を生かすことができるとして美容医療の現場に入った。

 「人の生死に直接かかわるわけではないが、美容はある意味で人生を変えるパワーを持つ。医師として多くの方が、いつまでも元気できれいで生きていけるようにお手伝いができれば」と話す。

 また、美容医療の現場で多くの患者の声を聞いて診療を続ける中で市場ニーズや医療にかかわる市場全体について考えるようになった。メディカルスパも、美容と健康、さらには老化防止といったニーズに、ビジネスチャンスを見つけ事業化した。

 「医師も市場に対して、先見性と独創性、さらに経営センスを持つことが必要な時代になってきた」と強く感じている。メディカルスパを起点に、今後も新たな事業やサービスの展開を考えている。

2007年2月7日  読売新聞)

エルセーヌ
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